ダッシュボードグラフの詳細データをダッシュボードに表示する方法

はじめに

今回は、Salesforceダッシュボードの「テーブル」機能について解説します。 
テーブル機能を活用すると、詳細なデータをダッシュボード上でリスト形式で表示でき、分析に必要な情報を確認することが可能です。

テーブル機能の基礎知識

ダッシュボードのテーブル機能とは？

ダッシュボードのテーブル機能は、レポートから抽出したデータを行と列でリスト形式に表示する機能です。グラフとは異なり、具体的な数値や項目をそのまま表示できるため、データの詳細を直接確認する際に便利です。

ダッシュボードのテーブル機能の設定方法

テーブル機能の基本的な設定方法をご紹介いたします。

まず、[ダッシュボード]タブに移動し、該当のダッシュボードを開きます。編集画面に移動したら、画像①のように[+ウィジェット]をクリックします。すると、画像②のように、データ表示の種別が表示されますので、[グラフまたはテーブル]を選択します。

すると、ウィジェットの編集画面に移動するので、画像③のように、[テーブル]を選択します。また、テーブルの内容をカスタマイズする場合は、編集画面をスクロールすると、画像④のように、詳細の設定画面が表示されますので、そこからカスタマイズが可能です。

なお、テーブルのカスタマイズ機能の一覧は以下になります。

・行の並び替え
・表示単位の設定
・表示する最大グループ数の設定
・合計の表示
・条件付ハイライト
・chatter写真の表示
・リンクの追加
・タイトルと説明の設定
・列幅の調整

設定が完了したら、[追加]をクリックします。ダッシュボードの編集が完了したら、[完了]をクリックして保存します。すると、画像⑤のように、ダッシュボード上に、レポートデータがリスト形式で表示されるようになりました。

これで、テーブル機能の基本的な設定方法は以下です。

使用例

テーブル機能の使用例として、営業チームの商談進捗管理方法をご紹介いたします。

テーブル機能による営業チームの商談進捗管理方法

①レポートを作成する

商談状況を管理したいため、あらかじめ必要な情報を表示させた[商談レポート]を作成しておきます。今回は、画像①のように設定し、レポートを作成します。

②ダッシュボードを作成する

次に、[ダッシュボード]タブから該当のダッシュボードを開き、編集画面に移動します。次に、画像②のように、[+ウィジェット]をクリックし、[グラフまたはテーブル]を選択します。そして、画像③のように、作成したレポートを選択します。

次に、画像④のように[テーブル]を選択します。また、カスタマイズ設定で、画像⑤のように、[フェーズ]を[降順]に並び替え、金額の合計を表示させました。

編集が完了したら、[追加]をクリックします。そして、ダッシュボード上から、[完了]をクリックします。すると、画像⑥のように、ダッシュボード上に商談状況がリスト形式で表示されました。

主な注意点

「テーブル機能」の使用には制限事項や考慮事項が存在します。ここでは主な事項をご紹介します。
詳細は、以下のリンクをご確認ください。

• ソースレポートのレポートタイプの任意の項目から最大 200 レコードおよび 10 列が表示されます。
• ダッシュボードが 7 日間更新されていない場合は、Lightning ダッシュボードテーブルにデータは表示されません。
• 参照元：
  ダッシュボードのテーブルコンポーネントの書式設定
  （Salesforce Help）
  Lightning Experience ダッシュボードウィジェットの編集およびカスタマイズ
  （Salesforce Help）

まとめ

今回は、Salesforceでのダッシュボードのテーブル機能の設定方法を紹介し、具体的な活用方法の1つとして営業チームの商談進捗をモニタリングする方法を紹介しました。
テーブル機能を活用することで、詳細なデータをリスト形式でわかりやすく表示できます。

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