Salesforce標準機能紹介記事

元の設定を活用し、新たなレポートを作成する方法

はじめに

こんにちは。 
今回は、Salesforceのレポートの「複製」機能についてご紹介します。 
この機能を利用することで、既存のレポートをもとに新しいレポートを簡単に作成し、分析作業を効率化することが可能です。 

では、レポートの「複製」機能の設定方法や活用方法について詳しくご紹介いたします。 

レポートの「複製」機能の基本知識

レポートの「複製」機能とは?

Salesforceの「レポート複製」機能とは、既存のレポートをコピーし、新しいレポートとして保存できる機能です。 これにより、既存レポートの設定を流用したい場合に、0から作成することなく、短時間で新たな分析や調整を行うことが可能です。 

レポートの「複製」機能の設定方法

レポートの「複製」機能の基本的な設定方法をご紹介いたします。

まず、レポートタブから複製したい既存レポートを選択し、クリックします。

次に、画像①の赤枠のように右上▼から[別名で保存]をクリックします。すると、コピーレポートの設定画面が出てくるので、画像②のように、任意の[レポート名]を入力します。また、必要に応じて、フォルダーの選択、説明文を記載します。

画像①
画像②

最後に保存して、複製作業は完了です。

使用例

では、具体的な使用例として、すべての商談データが含まれた元レポートを基に、先月分の商談データだけを表示する方法をご紹介いたします。

元レポートを基に先月分の商談データだけを表示する方法

まず、画像①のように複製したい既存レポートを選択し、クリックします。今回は、今年度のすべての商談が表示されたレポートとして、「2024年度商談レポート」を複製の対象とします。次に、画像②のように右上▼から[別名で保存]をクリックします。

画像①
画像②

そして、画像③のように、新レポートのレポート名を入力します。今回は、現在が2024年12月と仮定して、先月分の商談を表示させたいので、「2024.11月分商談レポート」とします。また説明文は記載せず、フォルダーを「2024」に振り分けることとします。入力が完了したら、[保存]をクリックします。

画像③

複製作業が完了したら、画像④のように、新レポートを選択し、開きます。[編集]をクリックし、編集画面に移動したら、[検索条件]タブをクリックし、画像⑤のように、[日付:完了予定日、範囲:先月]と設定します。検索条件を[適用]とし、最後に、[保存&実行]をクリックします。

画像④
画像⑤

すると、画像⑥のように、2024年の11分の商談のみが表示されるようになっています。

画像⑥

このように、複製機能を使用することにより、新たにレポートを一から設定することなく、2024年11月分の商談状況を表示させたレポートが作成できました。

まとめ

今回はレポートの「複製」機能の設定方法を紹介し、具体的な活用方法の1つとして元レポートを基に先月分の商談データだけを表示する方法を紹介しました。
このレポートの「複製」機能を活用することで、元レポートを保持しながら自由にカスタマイズできるため、レポート作成の手間を省いてデータ分析の効率化を図ることができます。

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Suzuki

Salesforceの認定資格「Salesforce認定アドミニストレーター」を保有しています。 IT業務経験ゼロからSalesforceに関する実務に携わってきた経験をもとに、初心者の目線に立って各種機能の活用方法や設定手順をステップバイステップでわかりやすくご紹介します。

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