レポートでデータのユニーク数を簡単に表示する方法　　

はじめに

こんにちは。

今回はSalesforceのレポートで「値のユニーク数」を表示する機能についてご紹介します。この機能を使用すると、指定した項目内でユニーク値（重複のない値）の個数を簡単に確認できます。例えば、取引先項目で取引先名のユニーク数を調べたい場合や取引先の地域ごとのユニーク顧客数を把握したい場合に役立つ機能です。

では機能について詳しくご紹介していきます。

「値のユニーク数」機能の基本知識

「値のユニーク数」機能とは？

「値のユニーク数」機能は、Salesforceのレポートで特定の項目に含まれるユニーク数をカウントして表示する機能です。数式項目を作成せずともレポート上で「ユニーク商談数」をカウントすることができます。

「値のユニーク数」機能の設定方法

まず、レポートタブから新規レポートまたは既存レポートをクリックし、編集画面に移動します。

次に、画像①のようにユニーク数を集計させたい項目の▼から赤枠の[ユニークカウントを表示]をクリックします。※既に選択済みの場合は「ユニークカウントを非表示」 と表示されます。

[保存＆実行]をクリックし、表示を確認します。指定した項目のユニーク数が、ヘッダー部分である画像①の赤枠の部分と、集計ゾーンである画像②の赤枠の部分の2箇所に表示されています。

基本的な設定方法は以上です。

使用例

具体的な使用例として、商談フェーズごとのユニーク商談数を確認する方法をご紹介いたします。

商談フェーズごとのユニーク商談数を確認する方法

まず、レポートタブの[新規レポート]をクリックし、画像①のように、新規の商談レポートを作成します。

編集画面に移動したら、商談フェーズごとの商談数を表示させたいので、画像②のように、[フェーズ]項目を[行をグループ化]に移動させ、グルーピングします。

フェーズ項目をグルーピングしたら、画像③のように[商談名]の▼から赤枠の[ユニークカウントを表示]をクリックします。

最後に、[保存＆実行]をクリックします。※今回は、商談レポートの名前を「商談ステージ毎のユニーク商談数」としました。

すると、画像④の赤枠部分に全体のユニーク商談数が表示されるようになり、画像⑤の赤枠部分に、商談フェーズごとのユニーク商談数が表示されるようになりました。

主な注意点

「値のユニーク数」機能の使用には制限事項や考慮事項が存在します。ここでは主な事項をご紹介します。
詳細は、以下のリンクをご確認ください。

• 各レポートで表示されるユニーク数は最大3つまでです。（Salesforce Help）
• Lightning テーブルダッシュボードコンポーネントではユニーク数は表示されません。（Salesforce Help）
• ユニーク数は、管理パッケージまたは未管理パッケージの一部として、1つのSalesforce組織から別の組織にリリースすることがサポートされています。（Salesforce Help）

まとめ

今回はレポートでの「値のユニーク数」の設定方法を紹介し、具体的な活用方法の1つとして商談ステージごとのユニーク商談数を確認する方法を紹介しました。
この「値のユニーク数」という機能を利用することで重複のない値の数を把握しやすくなり、レポート活用の一助となることが期待できます。

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