目次
はじめに
こんにちは。
今回は、レポートでChatterグループのメンバーを一覧表示する方法についてご紹介します。
具体的にはChatterに関するオブジェクトのカスタムレポートタイプを作成し、そのレポートタイプでレポートを作成することで実現可能です。
では設定方法をご紹介していきます。
レポートでChatterグループのメンバーを一覧表示する
1. 事前準備
設定方法をご紹介していくにあたって、今回は「Air合同会社」というグループのメンバーを一覧表示するレポートを作成していきます。グループのメンバーは画像①に表示されている5ユーザーとなっています。
2. カスタムレポートタイプを作成する
では、はじめにカスタムレポートタイプを作成していきます。
[設定]で[レポートタイプ]と検索し、画像①の画面が表示されたら[新規カスタムレポートタイプ]をクリックします。
ステップ 1. カスタムレポートタイプの定義
以降、画面の指示に従って作成するカスタムレポートタイプの設定を行なっていきます。[新規カスタムレポートタイプ]をクリックした後、画像②の画面が表示されますのでそれぞれの項目に入力していきます。今回は以下のように入力しました。
[レポートタイプフォーカス]
[主オブジェクト]:グループ (このオブジェクトでChatterグループに関する情報を参照することができます)
[ID]
[レポートタイプの表示ラベル]:Chatterグループのメンバー一覧(任意)
[レポートタイプ名]:List_ChatterGroupMembers(任意)
[説明]:テスト(任意)
[カテゴリに格納]:「その他のレポート」(任意)
[リリース]
[リリース状況]:「開発中」
画像③のように全ての項目に入力を終えたら、[次へ]をクリックします。
ステップ 2. レポートレコードセットを定義
次にレポートでChatterグループのメンバーに関する情報が取得できる「グループメンバー」オブジェクトを使用するために、レポートタイプの関連オブジェクトとする設定を行います。
[グループ 主オブジェクト]と表示されているボックスの下にある[(クリックして他のオブジェクトと関連付ける)]をクリックし、画像④のように[--オブジェクトの選択--]とあるプルダウンリストから「グループメンバー」を選択します。そして、プルダウンリストの下部にある[A to B リレーション]では、画像⑤のように下の[ 各「A」レコードには関連する「B」レコードが 1つ以上必要です。]を選択し、最後に[保存]をクリックします。
3. レポートを作成する
次に、先ほど2.で作成したカスタムレポートタイプを使用して、Chatterグループのメンバーを一覧表示するレポートを作成していきます。
① レポートを開始する
画像①のように[レポート]へ移動し[新規レポート]をクリックすると画像②の画面が表示されます。2.のステップ1で設定した[カテゴリ]に今回作成したレポートタイプが格納されているので、そのカテゴリ名(今回は[その他のレポート])をクリックし[レポートの開始]をクリックします。
② レポートに項目列を追加する
[レポートの開始]をクリックすると新規レポートが作成され画像③のようにレポートの編集画面へ移動します。初期状態では存在するChatterグループの名前のみがレポート上に表示されている状態です。
レポートにChatterグループのメンバーを表示するためには、画面左側の[アウトライン]タブの[列]にて[列を追加...]と表示されている検索窓をクリックし、画像④のように「グループメンバー」オブジェクトの「メンバー: 氏名」項目を追加します。そうすると、画像⑤のようにChatterグループに所属しているメンバーの氏名が表示されるようになりました。
③ レポートの検索条件を設定する
最後に今回は「Air合同会社」というグループのメンバーを一覧表示するレポートを作成したいので、「Air合同会社」というグループのみレポートに表示されるよう[検索条件]の設定を行います。なお、他のグループのメンバーも同時に見たい場合はこちらの設定は必要ありません。
画面左側の[検索条件]タブにて[検索条件を追加...]と表示されている検索窓をクリックし、画像⑥のように「グループ」オブジェクトの「名前」項目を追加します。そして、画像⑦のように演算子を「次の文字列と一致する」として、2つ目の入力欄にグループ名の「Air合同会社」を入力します。
そうすると、画像⑧のように「Air合同会社」というグループのメンバーのみ表示されたレポートが完成しました。右上の[保存]をクリックし、任意のレポート名を命名し[保存]をクリックすれば設定は完了です。
まとめ
今回は、レポートでChatterグループのメンバーを一覧表示する方法についてご紹介しました。
メンバーの一覧表示を行うことでどのユーザーが特定のChatterグループに参加しているかを簡単に把握することが可能となります。
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